ひぽぽの徒然ダイアリー

単身ドイツ在住者のゆる日記

ドイツでのはじめての献血

日本では何度も行っていた献血に、ドイツではじめていってきました。

ドイツ語で献血は "die Blutspende" です。

献血基準については日本もドイツもそんなに違いはなく、大きな違いは体重です。

<献血基準>

1. 年齢制限: 18歳以上(日本:65歳未満)
2. 健康状態: 献血者は一般的な健康状態である必要があり、特定の感染症や疾患がないこと。
3. 体重制限: 50kg以上(日本:40kg以上)
4. 過去の海外渡航: 特定の地域への渡航歴がある場合、感染症のリスクがあるため一定の期間献血を控える必要があることがあります。
5. 薬物使用: 特定の薬物の使用歴によっては、献血が一時的に制限されることがあります。(常用薬や抗アレルギー薬なども要申告)

 

<全血献血>

日本では体重により200mlまたは400ml献血ができます。またセンターによっては200ml献血は行わない為、体重の軽い方は成分献血のみというパターンもあると思います。

ドイツでは体重に関わらず通常500ml献血です。

※体重80kg以上ある場合850mlまで可能なようです。

 

<成分献血>

上記でも少し触れたように日本では体重の軽い人も出来るのが成分献血ですが、ドイツでは体重60kgから可能なようです。

 

<献血の流れ>

まずはオンラインで予約します。

※初回の問診は時間がかかるため時間に余裕のある日にすることをおすすめします。

 

当日は受付で身分証を渡し、誕生日を伝え、問診票を受け取ります。

以降は日本とほぼ同様です。

  • 日本とほぼ同じような<はい・いいえ>で答える問診票を埋め、
  • わりふられた呼び出し番号に従って血圧、鉄分量の確認、耳穴での検温
  • 医師との問診(場合によっては体重測定)
  • 採血室にて献血

実際の問診票はこんな感じです。※質問項目はたまに変わることがありますが、献血できるほど健康な人は、渡航歴以外のほとんどの質問で<いいえ>を選択することになると思います。

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最後の紙は、献血した血をどうするのかという謎選択に同意する用紙なのですが、血を寄付する(自分の血を他人にあげたり何してもいいよという)場合は緑枠のバーコードを剥がして同意書に貼るシステムの説明です。
(自ら献血に来て、血をあげない選択をする人がいるのかいささか疑問ではある。)

 

ドイツでは、軽食や飲み物などのサービスの他に、2回目以降は25€を貰い受けることができます。

ちょっとしたお小遣い稼ぎにもなるし、抜いた分新しい血を作ることで自身の血液循環にも良いそうなので、健康上の問題がない方はぜひ気軽に行ってみてください!